セラポットを手に入れたらまず最初にやっておきたいお手入れ【目止め】。でもこの言葉、聞いたことはあっても「私にできるかな?」「難しそう」という方も多いのでは?
目止めの言葉としては知っていても、やり方を知らなかったり、どうして必要なのか分からなかったり。やっと届いたセラポットを長く使うためには、やっぱり目止めは必要!もちろん、メーカー推奨です!また、目止めの意味、やり方を知れば、セラポットのある暮らしがもっと楽しくなりますよ!
- 目止めはなぜ必要なのか?
- お米の研ぎ汁で目止めをする方法(おすすめ)
- 取扱説明書記載の目止め方法を解説
- まとめ
目止めはなぜ必要なのか?
セラポットには目に見えない小さな凹凸が無数にあり、そこに食材が入り込むことで変色や臭い移りが起こる原因となります。目止めはそれを防ぐために表面をコーティングすること。シミやひび割れの予防にもなります。
お米の研ぎ汁で目止めをする方法(おすすめ)
【準備する物】
目止めには米の研ぎ汁を使います。米のでんぷんがセラポットの凹凸に入り込み、穴を塞ぐ役割を果たしてくれます!米の研ぎ汁がない場合は、小麦粉や片栗粉でも代用可能です。
【お米の研ぎ汁で目止め手順】
①米の研ぎ汁をセラポットに入れ蓋をして、弱火で15~20分ほど煮沸します。その際、吹き出しに必ず注意してください。研ぎ汁がない場合はお米を直接入れてもOK。またお米の代わりに、小麦粉か片栗粉を大さじ1~2ほど入れても目止めできます。
②自然に冷めるまで待つ
煮沸が終わったら火を止め、セラポットごと自然に冷めるまで放置します。寝る前に煮沸すると、翌朝に次の作業に入れて作業がスムーズ。
③水洗いして乾燥で完了
冷めたらセラポットの表面のぬめりを洗い流してください。あとは水気を拭いてしっかり乾かせば完了です。たったこれだけの作業で今後もセラポットを綺麗に長く使えるのなら、やらない手はないですね!
26㎝深鍋、26㎝浅鍋、19㎝深鍋を全て目止めをしましょう!お米の研ぎ汁を煮るだけで目止め完了するので簡単ですね!
取扱説明書記載の目止め方法
セラポットの取扱説明書に記載されている目止め方法は簡易的な記載なのでわかりやすく解説します!取扱説明書の目止め方法は「お粥炊き」と言い、炊いたご飯をお水で煮込みお粥を作る方法です。こちらの方法でも十分に目止めができます。
もっと簡単に言うと、「セラポットでお粥を作るだけ」です!w
とういわけで、この「お粥止め」について解説します。
実際の記載内容▼
セラポット取扱説明書の「ご使用になる前に以下の内容をご確認の上お取扱い下さい。」を引用。
ご使用になる前に以下の内容をご確認の上お取扱い下さい。
本製品をご購入頂きありがとうございます。
本商品は熱に大変強いセラミックス素材を使用しており、素材特性上商品表層には目には見えない大きさの穴が無数に開いております。
そのため、お手数ではございますが、調理前に下記手順に従って目止めを行って下さい。
【目止めの【おかゆ炊き】について】
1.本体に8分目ほどの水(またはお湯)と200g程度のご飯(お米ではなく残りご飯)を入れます。
2.ざっと混ぜてご飯をほぐし、吹きこぼれのないよう火力でゆっくり30分程炊き込んでください。
3.火を切ってから、おかゆを入れたまま約2時間放置して下さい。
4.本体をきれいに洗った後、しっかりと水を切り、一晩乾燥させてからご使用ください。
※上記の目止め作業については、浅鍋・深鍋両方共に行ってください。
と記載された紙が入ってます。この内容ではちょっとわかりにくい部分がありますので手順を詳しく説明!
目止めをする必要があるのは、26㎝深鍋・26㎝浅鍋・19㎝深鍋だけ!
※印の「上記の目止め作業については、浅鍋・深鍋両方共に行ってください。」
とありますが、これは26㎝深鍋、26㎝深鍋、19㎝深鍋の事。この3つを目止めをするのですが、「蓋は目止めするの?」の質問を沢山いただきます。蓋は基本する必要がないです。もちろん、目止めをしたい方はセラポットの蓋の入る大きいお鍋を別途用意してこちらの方法で目止めを行って下さい。
お粥炊きの手順▼
※26㎝深鍋・26㎝浅鍋・19㎝深鍋共通です!
1.セラポットを洗います。その際は通常の食器と同様で中性洗剤を使用しても問題ありません。また食洗機、スポンジや金だわしなどを使用することもできます。
2.セラポットに水またはお湯を8分目まで入れます。26㎝深鍋と19㎝深鍋は簡単ですが、26㎝浅鍋は8分目まで入れてご飯を追加すると溢れるので2分目までに水またはお湯を入れて下さい。
3.水またはお湯の入ったセラポットに200gの炊いたご飯を入れます。26㎝深鍋と19㎝深鍋はご飯(冷やご飯、余ったご飯、冷凍ご飯、玄米でも可能)は200gでOKです。26㎝浅鍋は200gは多いので100gでOK!gで計るのが面倒な方は、200gはお茶碗1杯、100gはお茶碗半分で覚えましょう!家庭それぞれお茶碗のサイズが違いますが多少、量にバラつきがあっても目止めはできますので問題ありません。
4.セラポットに火をかけ、グツグツなるまで混ぜながら煮込みます。ポイントはセラポットの底で入れたご飯が焦げないようにします。強火は使わずに中火、弱火でよく混ぜながら煮込みと焦げないでしょう!
5.グツグツなったら火を止めて2時間程度放置します。この時、セラポットは非常に熱いので移動させたりするのは危険なので絶対にやめてくださいね!
6.2時間経過後、お粥を食べる場合は弱火で再度、温め直しても問題ありませんし、お好みでお塩、食材を入れても問題ありません。
7.セラポットを洗います。その際は通常の食器と同様で中性洗剤を使用しても問題ありません。また食洗機、スポンジや金だわしなどを使用することもできます。
8.洗ったセラポットをよく拭き、食洗機、自然乾燥などの方法で乾燥して終わり!
まとめ
最初に紹介した「お米の研ぎ汁で目止めをする方法(おすすめ)」と「」のどちらができそうですか?目止めにはたくさんのやり方があるので自分のキッチンライフに合った目止めを試してみてください!
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